みかんのカビ防止|アルコールを使った消毒法とカビの生えない保存法

今年もミカンの季節になってきました。

暖かい部屋でひんやりしたミカンは最高です。ついつい食べ過ぎてしまいます。

でも、たっぷりと買い込んだミカンにカビが生えていると、一気に残念な気持ちに・・・

今回は、みかんのカビの防止法とカビの生えにくい保存法を紹介します。

目次

みかんのカビ防止のためにやること

1.まずは箱から出そう!

みかんのカビは、カビの胞子で増えます。

箱で買ったとしても、袋で買ったとしても、まずはみかんを外に出しましょう。

2.みかんを新聞に並べて表面に傷が無いかを調べよう!

新聞紙を引いて、1個づつ並べます。そのときに表面が傷ついていないか、汁が出ていないかチェックします。

輸送中に表面が傷ついたミカンには要注意です(理由はこの後説明します)。

カビが生えていなくても、ぶつかってやわらかくなっている部分があるときは、別にしておきます。

→この後カビが生える可能性が高いので、このミカンは早めに食べてしまいましょう。

3.みかんの表面をアルコールで消毒する

この工程は、面倒であれば省略しても構いません。でも、やった方が効果は確実にあります。

まずは箱をアルコールで消毒します。

出荷時ですでにいくつかのミカンの表面にはカビの胞子がついています。箱にも付着しているので除菌します。

ふきんにアルコールを付けて、みかんを拭きます。もしくは直接アルコールを吹きかけてもOKです。
(植物由来の食品にかけても安心なアルコールがおすすめです)


4.ミカンを箱に並べる

新聞紙を引いてその上にミカンを並べていきます。

その上にまた新聞紙を敷いて、その上に2段目のミカンを置いていきます。

一番上にも新聞紙を敷きます。

5.涼しい場所に置く

風通しが良くて、涼しい廊下や玄関などで保管します。

みかんにカビが生える理由と対策

ミカンに生えるカビは青カビ

ミカンに生えるカビは青カビの一種です(ペニシリウム・イタリカム、ペニシリウム・ディジタータム)。

これらのカビの胞子はミカンの出荷時にすでに表面に付着しています。

対策

  • ミカンを箱から出す
  • ミカン箱の内側を消毒する
  • ミカンの表面を消毒する

ミカンの汁に要注意

ミカンは皮に守られている状態ではカビは生えにくいですが、表面が傷つくとすぐに胞子が中に入り込んでいきます。

みかんの果汁にはプロリンという成分が含まれおり、カビの成長を加速します。

傷ついたミカンの汁が他のミカンにつくと、そこからもカビが発生します。

→ 新聞紙を敷いておくと、汁が他のみかんにつくのを予防できます。

対策

  • ミカン同士がぶつからないように箱に入れる
  • ミカン同士がぶつからないように上下に新聞紙を敷く
  • ミカンの汁が他のミカンにつかないように新聞紙を敷く

高温多湿を避ける

アオカビは20℃以下でも活動できますが、温度が低い方が活動が弱くなります。

 → 暖房の入っていない部屋で保管しましょう

カビの繁殖には60%以上の湿度が必要です。冬は乾燥していますが、箱内は湿度が高くなりやすくなります。

箱の蓋をあけておけば、乾燥するので湿度が下がります。

 → 暖房の入っていない部屋で保管しましょう

対策

  • 暖房のついていない廊下や玄関で保管する
  • 湿度の低い場所で保管する

除菌におすすめのアルコールスプレー

ここまで紹介したみかんの消毒には、野菜などの食品に使えるアルコールスプレーがおすすめです。

特にお勧めしたいのが、ドーバーのパストリーゼという商品です。

醸造会社が製造している純水を使ったアルコール度数77%の強力な除菌スプレーです。

市販品では異例の77%の高いアルコール度数ですが、カテキンを使用しているため野菜や食品に直接かけても問題ありません(そのまま食べても問題ありません)

食品だけでなく、手指消毒(コロナなどのウィルス対策)、掃除、家具の除菌などなんでも使えます。

南極観測隊の装備品としても採用されている信頼性のある製品です。今回紹介した、みかんや箱の消毒にも活躍してくれます。

一家に一本あると何かと役立ちますので、ぜひ一本入手してみてください。

長持ちするみかんの保管法まとめ

みかんの保管方法とアルコールを使った消毒法を紹介しました。

みかんは工夫すれば1カ月はおいしく保管できます。

ぜひ、お試しください。(ゴマメ情報局)

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