こたつフラットカーボンヒーターは火事になりにくい?ハロゲンヒーターとの違いは?

フラットカーボンヒーターとハロゲンヒーターの違いと危険性について紹介します。

冬の風物詩「コタツ」は、安全な暖房器具の一つです。


灯油やガスを使わないので、燃え移ったり、中毒になることもありません。

でも実際には、コタツによる火災がおきています。

消費者庁によるとコタツによる火事は平成26年からの5年間で192件起きています。

少し前までは、ハロゲンヒータータイプが火事になりやすいと言われていました。


そのため最近は、フラットカーボンヒーターが人気です。

でも、フラットカーボーンヒーターは本当に安全なのでしょうか?

今回はハロゲンヒーターとの違いから危険性を検証します。

目次

フラットヒーターは安全?他のタイプとの比較

コタツによる火災の原因は大きく分けて以下の3つです。(消費者庁より)

①コタツ内部のヒーターと衣類・コタツ布団の接触
②ヒーター内部のほこりの過熱
③電源コードの劣化による加熱

このうち、まず①と②について考えてみます。

コタツ内部のヒーターと衣類・コタツ布団の接触による火災

火事の原因No.1は、衣類やコタツ布団のヒーター部への接触による火事です。

コタツの中で洗濯物を乾かしたり、座椅子を使っているときにコタツ布団が中に押し込まれることで、ヒーター部と接触して燃えることがあります。

このことから言えるのは、ヒーター部分が厚いほど接触の危険性が上がるということです。

箱形ヒーターはぶ厚いから火事の危険性が大きい

現在の主流がこの3つのタイプです。発熱体の種類が違うだけで、構造(本体の厚さ)はほぼ同じです。

箱状の本体の中には、発熱体のほかにファンがあります。そのため、ヒーター本体の厚さは5cm~8cm程度になります。

つまり、この箱形ヒーターは、ハロゲン、石英、カーボンタイプのどれでも、同じくらい火災の危険性があります。

フラットカーボンヒーターは薄いから火事の危険性が小さい

それに対して、フラットカーボンヒーターは、約3cmと約半分の厚さです。

内部が広いということは、衣服やコタツ布団が接触しにくくなります。

そのため、フラットカーボンヒーターは箱形のヒーターに比べて火事が起きにくい構造と言えます。

でも、こたつで衣類を乾かすのはやめましょう

ヒーター内部のほこりの過熱による火災

ヒーター部分にたまったほこりによる火災も報告されています。

ほこりには衣類の糸くずや綿くずも含まれているます。特に、セーターに使われるアクリルは低い温度でも発火しやすいので危険です。

箱形ヒーター(ハロゲン、石英、カーボン)はほこりがたまりやすい

このタイプ(箱形)のヒーターは、発熱体と送風ファンが内蔵されています。

内部の隙間にはほこりがたまりやすく、火災の原因にもなります。

ここまでほこりがたまると、外からの掃除機程度ではとれません。分解して掃除するしかありませんが、危険が伴います。

YAMAZEN説明書より

説明書にも、分解は禁止と記載があります。(何かあたっときメーカーの責任を問えなくなります)

フラットカーボンヒーターは、ほこりがたまらない

この写真を見てわかるように、フラットカーボンヒーターには、ほこりが入り込む場所がありません。

そのため、フラットカーボンヒーターは、ほこりによる火災の危険性がありません

フラットカーボンヒーターは安全か?

ここまで説明した通り、フラットカーボンヒーターは、スリム構造のためヒーターと衣類や布団の接触が少ない、内部にほこりがたまらないという特徴があります。

ヒーター自体は高温になりますので、絶対に火事にならないわけではありませんが、通常の箱形のヒーターよりは安全性は高いと言えます。

この製品は3時間タイマーもついていますので、節電や切り忘れによる火災、こたつで寝てしまった時のやけどの防止にも優れています。

これから、コタツを本体ごと購入予定の方もフラットカーボンヒータータイプをおすすめします。

電源コード劣化による加熱

コードの劣化は、ヒーターの種類とは関係ありません。

大事に使っていても、使用中にコタツの脚で踏んでしまったり、ひっかかって強い力で引っ張られてしまうことがあります。

こんなことありますよね。

ここまでいかなくても、内部の被膜がはがれていることも・・

冬は乾燥しているのであっという間に燃え広がります。

時々確認して、おかしいなと思ったら「コードだけ交換」しましょう。

これで安心!交換用タイマー付きこたつコード&コントローラー

コタツコードが劣化していたり、火事が心配なら安全なコード&コントローラーに変えてしまいましょう。

五時間で自動で切れるタイマー付きなので、つけっぱなしによる火災を防ぐことができます。

特にこたつで寝てしまって、足で布団を中に押し込んでしまった時でも火災の危険性が減らせます。

もちろん、エコにもなります。

最初だけ「強」にして、その後「弱」になるように設定もできます。

まとめ

フラットカーボンヒーターは、ハロゲンタイプより安全に使えます。

現在ハロゲンタイプを使っているなら、タイマー付きで安全なコード&コントローラーへの交換をおすすめします。

比較的安く交換できるので、交換して安全に使いましょう!(ゴマメ情報局)

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