実務者研修を受けるデメリット
介護福祉士実務者研修は、より介護を学びたい人、介護福祉士を目指したい人に非常に役立つ資格です。
しかし、その一方でいくつかのデメリットがあります。
今回は、実務者研修を受けるデメリットについて紹介します。
介護福祉士実務者研修の6つのデメリット
1. 受講費用が高い
実務者研修の最大のデメリットの一つは、受講費用が高いことです。
研修の費用は、受講する機関や地域、コース内容によって異なりますが、一般的に数万円から十数万円かかります。
特に初任者研修を受けないで、実務者研修から受講する場合は高額です。
初任者研修と異なり、職場や公的な支援も少ないため、研修費用を自費で負担するのは大きな経済的負担になります。
2. 勉強時間の確保が大変
実務者研修は、450時間のカリキュラムを修了する必要があります。
多くの人は、フルタイムで働きながら研修を受けることになるため、学習時間を確保するのが難しくなります。
特に、長時間労働や不規則な勤務時間が多い職場では、自由な時間が限られているため、勉強に充てる時間を作るのに苦労します。
また、休日に勉強をすることで、休息時間が減り、結果として体力的・精神的な疲労に悩まされることになります。
3. 受講時間の確保と仕事との両立が大変
介護現場は常に忙しく、利用者のケアが最優先されるため、仕事と研修の両立は容易ではありません。
特に、フルタイムで働いている場合、日中の仕事をこなしつつ、夜間や休日に研修を受けるのは、非常に負担が大きくなります。
加えて、勤務が不規則な職場では、研修のスケジュールを調整することも難しくなるため、スムーズに進められないことがあります。
このような状況では、勉強の進捗が遅れたりすると、ストレスを感じます。
職場の理解と協力が必要になります。
4. 資格取得のプレッシャーがある
実務者研修は、介護福祉士の国家試験を受験するための条件の一つですが、このプレッシャーがストレスになることがあります。
研修を修了しないと受験資格が得られないため、途中で挫折したり、進捗が遅れると不安感が募ります。
また、研修を修了しても、実務経験を積みつつ、難易度の高い国家試験に挑まなければなりません。
このような不安があると、研修への取り組み方にも影響が出て、モチベーションの維持がさらに難しくなります。
5. モチベーションの維持が難しい
実務者研修は長期間の研修となるため、学習に対するモチベーションを維持が大変です。
特に、研修内容が難しい場合や、日常の仕事や家庭の事情が重なると、勉強への意欲が低下しやすくなります。
また、課題や試験のプレッシャーもあり、これがストレスとなることもあります。
特に、研修を自費で受けている場合、「この費用と時間をかけて本当にメリットがあるのだろうか」と感じてモチベーションが低下することがあります。
6. キャリアアップに必ずしも直結しない場合がある
実務者研修を修了しても、必ずしも全ての職場でキャリアアップや給与アップに直結するわけではありません。
職場によっては、実務者研修の修了や介護福祉士の資格があっても、給与に反映されなかったり、役職に就く機会が増えなかったりすることもあります。
このような場合、研修を受けた効果が実感できず、モチベーションが低下する原因になります。
実務者研修を受けることのデメリットまとめ
実務者研修は、介護福祉士になるために必要な資格であり、費用や時間などハードルが高い資格です。
しかし、そのハードルを乗り越えれば、介護福祉士やケアマネジャーなど上位の職種を目指せます。
メリットも大きい資格ですの、将来への大きな投資と考えてぜひ挑戦してみてください。
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