ども、ゴマメです。
これから紹介する方法は、寝るときになると止まらなくなる咳への対処法です。
特に、のどの奥がムズかゆくて、小さな咳払いが止まらない人に効果的です。
使うのはティッシュ一枚だけなので、ぜひ試してみてください。
- のどがむずむずして咳がでる
- 夜遅くなるとせきひどくなる
- 寝ようとして横になるとひどくなる
- 咳がでてなかなか寝付けない
寝る時に増える咳は「せき喘息の」可能性があります。
咳がでる理由はさまざまですが、最近増えているのが「せき喘息」です。
風邪が治った後も、せきだけが長く続きます。
特徴としては、のどがむずむずする点、むずむずが気になって咳払いを多くしてしまう点などがあります。
そして最大の特徴は、夜になるとひどくなり、なかなか寝付けない点です。
せきで寝れないとつらいですよね・・・
せき喘息の特徴
せき喘息は、喘息や風邪による咳と少し違います。
- 症状は咳だけ(ゼーゼーなどの呼吸音は無し)
- のどがムズムズ(イガイガ)する
- 息を吸い込むと肺(気管支)がしみるような気がする
- 風邪は治ったのに咳が長引いている
- 夜になると咳がひどくなる
風邪が治ってから1ヶ月近く続くこともあるやっかいな咳です。長引く咳の半数以上はせき喘息が原因といわれています。
せき喘息は長引く咳の原因 No.1
名古屋市立大学の新実彰男先生のデータ
横になると咳(せき)がひどくなる理由
せき喘息で咳がでる原因
気道が過敏になっている
せき喘息での特徴の一つであるのどの違和感(イガイガしてむずかゆい)は、過敏になった気道への刺激が原因です。
気道が狭くなっている
気道への刺激によって気道の筋肉(気道平滑筋)が収縮して、気道が狭くなるためせきが出やすくなります。
]つまり、過敏になった気道への刺激とそれに伴う筋肉の収縮がせき喘息の原因です。
アレルギー反応が気道を過敏にする
もともと気道の周りは血流が豊富です。風邪をひくと細菌を殺すために白血球が増加します。
その結果、白血球に含まれる好酸球が気道にアレルギー反応を起こします。
アレルギー反応によって、炎症が起きて気道を過敏にします。
特に体力が落ちた時にアレルギーがでやすくなります。
夜になると咳がひどくなる理由
夜になると、咳がひどくなる場合は「自立神経」が原因です。
人間の自律神経は、役割によって交感神経と副交感神経に分けられます。
昼間は交感神経の働きが強くなり、活発に活動するために気道は広がります。
一方、夜には副交感神経の働きが強くなり、体を休めるために気道が狭くなります
気道が狭くなると、それを解消しようとして反射的に「咳」が出ます。
アレルギーによる炎症で狭くなっている気道がさらに狭くなるため、夜になると咳が出やすくなります。
横になると増える咳を抑える方法を紹介
ここからが本題です。
せき喘息の根本的な治療は病院で行うしかありません。それは最後に紹介します。
とにかく、今だけでも咳を和らげたいのであれば、これから紹介する方法を試して見てください。
この方法は、読者の方から効果があったとメーッセージをもらいました。
ちょっと驚かれるかもしれませんが、多少なりとも効果がありますので試してみてほしいです。
準備するもの
準備するものは、普通のティッシュです。
具体的な方法
ティッシュを短くちぎって、左の鼻に詰めてください。
鼻血の時にやるような感じです。
それだけでです・・・。
そのまま横になって、しばらく静かに目をつぶってみてください。のどのムズムズ感が軽減されているはずです。
このスキに寝てしまいましょう!!
右の鼻ではなく、必ず左の鼻がおすすめです。
左の鼻に詰めると交感神経が活発になる
ティッシュは左右どちらの鼻に詰めても効果がありますが、左の鼻の方がより効果的です。
ゴマメも不思議に思い、調べてみるとこんな情報が見つかりました。
ヨガの呼吸法の中には、右鼻呼吸法と左鼻呼吸法があります。
「『片鼻呼吸』は、ヨガでは『ナーディ・シュッディー』と呼ばれ、ヨガの6大呼吸法の一つにもなっています。ヨガでは、右鼻が交感神経、左鼻は副交感神経が司ると言われています。片鼻呼吸を行うことで、右鼻左鼻のバランスが整い、交感神経と副交感神経のバランスが整うというわけです。」
左の鼻で呼吸をすると副交感神経が活発になり、右の鼻で呼吸すると交感神経が活発になります。
人は眠ろうとすると副交感神経が活発になり、気道が狭くなります。夜間に咳がでやすくなるのはそのためです。
左鼻にティッシュを詰めることで、自然と右鼻呼吸になり、交感神経が優位になり気道が広がり、咳が出にくくなります。
小さなお子さんの場合はティッシュによる窒息などに注意してください。
ゴマメは経験的に、右鼻呼吸をしていましたが、ちゃんとした科学的根拠があって安心しました。
せき喘息の治療には呼吸器内科に行こう
今回紹介した方法は、根本的に咳を治す方法ではありません。
せき喘息には、一般的な咳の薬はあまり効果がありません。アレルギーが原因だからです。
ゴマメ自身も処方された咳止めで咳喘息が改善したことはありません。
せき喘息には気道の炎症を抑え、気道を広げるステロイド入りの気管支拡張剤が有効です。
一般的な内科では、咳止めの薬や気管支拡張テープくらいしか処方されません。
長引く咳で困っているのであれば、呼吸器内科を標榜している病院を受診しましょう。
(出典:なかの呼吸器アレルギークリニック)
最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。(ゴマメ)
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