寒い季節がやってきました。多くの家庭でコタツの準備が始まっています。
コタツは灯油を使うストーブと違って安全な暖房器具です。
しかし、毎年コタツによる火事が報告されています。消費者庁の報告では、平成26年から30年までの5年間でコタツが原因の火災が192件報告されています。
冬は空気が乾燥していますので、あっという間に燃え広がります。怖いですよね。
今回は、コタツによる火事の被害に合わないためのポイントを紹介します。
コタツの火事はなぜ起こる?4つの原因と対策
コタツは、灯油ストーブと違って電気で暖める暖房器具です。
熱くなるのは、コタツ内部のヒーター部になります。
普通に使っていれば、火事になることはまずありません。安全に使うことができます。
こたつの中に洗濯物をいれる
みなさんも、コタツの中で服を暖めた経験はありませんでしょうか?
寒い季節に、冷たい衣服を着るのは辛いものです。コタツでほっかほかに温めれば幸せな気分になります。
でもじつは、これはとても危険です。
コタツの中に足を入れていても、やけどすることはありません。それはヒーターからある程度離れているからです。
それに対して、コタツの中に衣類をいれると、一部がヒーターに接触することがあります。
そのまま放置すると、衣服が熱くなり火災の原因になります。特に冬はセータを着ることが多いですが、アクリル性のものは非常に燃えやすいため危険です。
また、コタツ布団を中に折り込むのも危険です。実際に火事の報告もあります。
特に厚さのあるヒーターは、ヒーター部分との接触のリスクが高くなります。
座椅子を使っている
コタツに座椅子を使っている人も多いのではないでしょうか?
コタツに入る時に座椅子を使うと、コタツ布団が中に押し込まれる形になります。
そのまま、コタツをでるとコタツ布団は中に押し込まれたままになります。
長時間その状態が続くと、衣類の時と同じく加熱して火事になる可能性があります。
コタツのヒーター内部にホコリが溜まっている
コタツの季節が終わると、多くの人はそのまま片付けてしまいます。
そのため、天板下部に設置されるヒーター内部を見る機会はめったにありません。
でも、コタツのヒーターには、数年でホコリが溜まってきます。そのまま使うと、危険です。
ヒーターは非常に高温になるため、まれにホコリが加熱されて火事になることがあります。
分解して清掃する人もいますが、メーカーは推奨していません。事故があっても自己責任になりますのでご注意を。
コタツのコードが傷んでいる。
何年も使っていると劣化してコードの被膜が損傷することがあります。
出典:nite 独立行政法人製品評価技術基盤機構
コタツは、最大500~600Wの電気を使います。コードは丈夫な素材で作られていますが、使用中に踏んでしまったり、片付けるときにぐるぐる巻にしてしまうと傷んできます。
毎年使っていると、コードを覆っている被膜が傷ついたり、断線が起こります。断線部は非常に高温になるため火災の原因となります。
古いコタツを安全に使うには
これまで紹介したように、コタツによる火事は、「使い方」と「老朽化」が」原因です。
洗濯物、座椅子をコタツ内に長時間放置しない
コタツの中で衣類を乾かすのはやめましょう。また、座椅子を使わないときは、外に出しておきましょう。
そして、コタツに入っていないときは電源を切るようにしましょう。
切るのを忘れてしまいがちな人は、タイマー付きをおすすめします。(下部で紹介します)
古いコタツ、焦げ臭いコタツはヒーターだけ交換しよう
何年も使って劣化してしまったヒーターやコードは常に危険です。
心配しながら使うよりも、交換をおすすめします。
コタツのヒーター部分の大きさは、統一されているので、どのコタツでも交換可能です。
ヒーターとコードだけであれば、4000~6000円でくらいで交換できます。
省エネタイプを選べば今より電気代が節約できます。加えて、自動で切れるタイマー機能、エコ機能がついたコントローラーもおすすめです。
ゴマメが買ったおすすめのヒーターはコレ!
ゴマメは、節電効果の高いカーボンヒーター+すぐに温まる速暖ボタン+ 省エネ 5時間切タイマー付 の手元温度コントロールがついたヒーターに交換しました。
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