カビが繁殖しない加湿器はどれ?加湿器の種類と選び方

乾燥する冬の必需品といえば「加湿器」ですよね!

部屋を加湿して、肌にものどにも快適な環境にしてくれます。

でも、注意して選ばないと加湿器からカビや雑菌がばら撒かれることになってしまいます。

実際に、加湿器からばらまかれた菌で死者もでています。

大分県は19日、国東市内の高齢者施設で、入所者や利用者の80~90代の男性3人がレジオネラ菌に感染して肺炎を発症し、うち90代の1人が死亡したと発表した。~(略)~ 県の立ち入り検査で、患者の部屋に置かれていた加湿器2台からレジオネラ菌を検出した。県によると、加湿器が感染源のレジオネラ症で死者が出たのは2例目という。県の担当者は「タンクをこまめに掃除してほしい」と呼び掛けている。 出典:産経WEST

加湿方法にはいくつかの方式があり、種類によっては注意が必要です。

今回は、こうした事故を起こさないように加湿器の種類と特徴、目的に合わせた選び方を紹介します。

目次

加湿器の種類と特徴

まずは、タイプによる加湿方法を紹介します。。

加湿方法は、そのままメリット・デメリットにつながるので、重要です。

超音波式加湿器はカビに注意

超音波式加湿器は、水中の超音波モーターによって霧を作り出しファンで放出します。

霧吹きで吹きかけるようなイメージです。

超音波式のデメリット
  • タンクの水に雑菌があると空気中に放出される
  • タンク内のカルキ成分は放出されてしまうため、タンク内でカビが繁殖しやすい

超音波式はコストが低く、小型に作れるためおしゃれでインテリアにマッチした製品が作れます。

その反面、タンクの水を霧状に吹き出しているだけなので、タンク内の雑菌がそのまま放出されます。こまめにメンテナンスが必要なタイプになります。

★要チェック!★

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気化型加湿器はフィルターやタンクにカビが発生しやすい

気化式は、フィルターで水を吸い上げて、そこにファンで風を当てることで、気化した水分を放出します。

濡れたタオルに扇風機で風を当てているイメージです。

気化式のメリット
  • ランニングコストが安い
  • 熱くならないため安心して使える
  • 気化した水分を飛ばすので、超音波式より衛生的
気化式のデメリット
  • 加湿能力があまり高くない
  • スイッチをいれてから加湿されるまで時間がかかる
  • 定期的にフィルターやタンクの清掃が必要
  • 水温より冷たい風が出てくる

気化式は、ファンの風で気化させた水分を放出します。気化した水分だけを放出するので、超音波式に比べて雑菌の放出は少なく衛生的です。

しかしながら、フィルタやタンクは常温であるためカビが繁殖繁殖しやすいため定期的な掃除が必要です。

★要チェック!★

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スチーム型加湿器は加熱するからカビが繁殖しない

スチーム式は、タンクの水を加熱し蒸気を作り出し、ファンで放出します。

沸騰したヤカンから出ている蒸気のようなイメージです。

スチーム式のメリット
  • 加熱することで殺菌されるので、衛生的な加湿ができる
  • 加湿能力が高い
  • 高温になるため装置内が衛生的
スチーム式のデメリット
  • 沸騰する必要があるので、加湿するまで時間がかかる
  • 沸騰時の音がする
  • 電気代がかかる
  • 高温になるため、子供やペットの近くでは注意が必要
  • 蒸発によってミネラル成分が残るためメンテナンスが大変

スチーム式は、煮沸によってカビが殺菌されるため、カビの心配がありません。

その一方、ヒーターでの加熱のために電気代がかかります。また、装置やタンク内が高温になるため、子供やペットなどがいる場所では注意が必要です。

装置が大きくなり、本体の価格が高めになります。

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ハイブリット式 ( 気化+スチーム ) 加湿器は加湿能力が高い!

気化式とスチーム式のハイブリッド方式は、フィルターで水を吸い上げて、そこにヒーターで温めた風を当てて加湿します。

加湿の強さによって温風と冷風を使い分けるため、電気代も抑えられます。

ハイブリット(気化+スチーム式)の特徴
  • 温風を使うことで、気化が早くなり加湿能力が高い
  • 温風と冷風を使い分けることで電気代を抑制
  • 衛生性やメンテナンス性は気化式と同じ

温風を使っているため、気化式よりも加湿能力が高くなります。フィルターやタンクにはカビが発生しやすいので、定期的なメンテナンスが必要です。

ハイブリット式(超音波+スチーム)加湿器はカビに強い!

超音波式とスチーム式のハイブリッド方式は、ヒーターで加熱した水と超音波モーターによって霧を作り出します。

加熱するため、カビの心配はいりません。また、スチーム式のように蒸気になるまで加熱する必要がないので、電気代が抑えられます。

ハイブリット(超音波+スチーム式)の特徴
  • 加熱した水を使うため、雑菌の繁殖を抑えられる
  • スチーム式より早く加湿が可能
  • スチーム式より電気代がかからない

加湿器の種類と目的に合わせた選び方

とにかく衛生的に加湿したいならスチーム式

過去には、雑菌の繁殖した加湿器による加湿が原因で死亡事故も起きています。

大分県は19日、国東市内の高齢者施設で、入所者や利用者の80~90代の男性3人がレジオネラ菌に感染して肺炎を発症し、うち90代の1人が死亡したと発表した。~(略)~ 県の立ち入り検査で、患者の部屋に置かれていた加湿器2台からレジオネラ菌を検出した。県によると、加湿器が感染源のレジオネラ症で死者が出たのは2例目という。県の担当者は「タンクをこまめに掃除してほしい」と呼び掛けている。 出典:産経WEST

この時は、超音波式の加湿器が使われていました。

小型で安く使いやすい超音波式ですが、こまめなメンテナンスをしないと健康に害を及ぼします。

部屋中に雑菌やカビをばらまきたくなのなら、煮沸してから加湿するスチーム式が一番です

手軽に加湿したいなら超音波・気化式

安全だとわかっていても、高価なスチーム式をすべての部屋に置くわけにはいきません。

安価で安全な超音波式・気化式でも、こまめにメンテナンスをしながらであれば、衛生的に使うことができます。

タンク内に入れる抗菌剤やメンテナンス時に使う洗浄剤もおすすめです。

子供やペットのいるところで使いたいなら気化式・超音波式

スチーム式は衛生的ですが、高温になるため注意が必要です。高い場所や地震で落ちやすい場所には置くことができません。

小さなお子さんや走り回るペットがいるのであれば、気化式か超音波式がおすすめです。

ちょっと高いけどハイブリッド式が一番おすすめ!

ハイブリッド方式である超音波+スチーム式、気化+スチーム式は、それぞれの欠点を補う方式です。しかし、2つの方式を使うため、本体価格が高くなります。

衛生面でいえば超音波+スチームがおすすめですが、気化+スチーム式の方が蒸気のキメが細かく結露ができにくい利点もあります。

そのほかの方式もメンテナンスをしっかりすれば衛生的に使えます。目的と予算にあわせて検討してみてください。

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最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。(ゴマメ)

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