介護福祉士とは、介護の現場において一番重要な役割をもっており、超高齢化社会の日本において必要不可欠な存在です。
介護のプロフェッショナルとして、介護の現場だけではなく医療の現場においても、介護福祉士は重要な役割を担っています。
現在、介護の仕事をしてる介護士はたくさんいますが、介護福祉士の数はまだまだ足りません。
介護資格のなかで唯一の国家資格であり、給料の良さだけが注目されがちです。
今回は、介護福祉士の現場での役割について紹介します。
介護の現場の花形!介護福祉士の役割
介護福祉士の存在感の向上
「介護福祉士は、看護師よりも立場が弱い」と、思っている方も多いのではないでしょうか。
一昔前、介護や医療の現場において、介護士の立場は看護師の補助と考えられていたことから、介護福祉士になってもメリットはあまりないと感じている人もいます。
しかし、高齢化が進む我が国において、介護福祉士の見方や社会的地位はどんどん変化しています。
いまや介護福祉士は、介護や医療の現場でなくてはならない存在であり、現場での存在感は日々増しています。
そのため、社会的地位もあがり、身分や社会保障も向上しています。
もちろん給料もあがります。
医療だけではなく福祉の重要性を発信できる
高齢化に伴い、病院に入院する高齢者も増えています。そのため病院内では、病気の治療だけでなく高齢者の介護も必要になってきます。
そこで、介護福祉士が病院に勤務し高齢者の介護を担っています。
看護師も介護の勉強は行いますが、介護福祉士とは高齢者の見る視点が違い、治療的観念から高齢者の看護を行うことになります。
それに対し介護福祉士の場合には、医療とは別に介護の視点で高齢者が在宅に戻るためにはどうしていくことが良いのか、またどのようにケアをしていくことが高齢者の自立につながるのかという、福祉的視点で高齢者を捉えることができます。
介護福祉士の資格があることにより、医療の現場でも存在感を示すことができます。
そのため、福祉の重要性を浸透させていくことができる介護福祉士は、治療や福祉が必要な高齢者にとって大切な存在となります。
介護の中心核として働くことができる
介護福祉士は、介護士の中でもっとも上級の資格となります。
介護福祉士が中心となり、他の介護士と一緒に高齢者のケアを行うことになります。
例えば、医療や介護の現場などにおいて、多職種と連携を取り高齢者を介護していく際には、介護福祉士の意見を参考に、ケアプランの作成などを行います。
特に、在宅介護が主流となっている今日、高齢者が在宅で生活を行うためには、介護福祉士が中心となり高齢者の在り方を検証していきます。
このように、介護福祉士は、介護の現場において中心核として働き、介護士をまとめていくための役割を担うことになります。
常に向上心を持つことでよりよい介護を実践できる
介護福祉士は、介護の現場で重要な役割をもっています。そのため現状に満足せず常に向上心を持ちながら働くことが大切です。
特に、ケアマネージャーや社会福祉士など、在宅介護をメインとした資格も持つことで広い視野で介護を考えることができます。
いろいろな考えを現場に取り入れることで、より良い介護とより良い介護士の育成が可能です。
国家資格である介護福祉士は他の介護資格に比べ、身分や待遇が保証されているだけでなく、やりがいのある介護を実践できる資格です。
介護を生涯の仕事に考えているのであれば、ぜひ介護福祉士を目指しましょう。
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