MRI検査はどんな検査?うるさい音の正体は?

病院で行われるMRI検査は、狭くて、うるさくて、時間が長い検査です。苦手な方も多いのではないでしょうか?

MRI検査のしくみと大きな音がする理由を紹介します。

MRI装置は狭い

MRI装置には長いトンネルがあります。

撮影時はベッドに横になってそのトンネルに入っていきます。装置にもよりますが、トンネルの長さは約2mです。

撮影する部位が中心にある必要があるので、頭の撮影では頭がトンネルの中心になります。足や膝をとるときは、顔がトンネルの端から少しでる感じです。

トンネルの直径は50cm程度です。(最近は70cm程度の広いタイプもあります)

撮影の時には、コイルと呼ばれる器具を巻き付けるためさらに狭く感じます。狭いところが苦手な閉所恐怖症の人にはつらい検査です。

MEMO
狭い所が苦手な人のために、検査中にDVDを見ることができるシステムも発売されていますが、高価なため採用している施設はわずかです。

MRI検査では、装置内の磁力を均一にする必要があります。そのため、トンネルをあまり大きくすることができないため、かなり窮屈になっています。

MRI装置がうるさい理由

MRI検査の一番の特徴は、大きな音です。

この音が嫌で、MRIが苦手な人も多いようです。

MRIの音の正体は装置の振動

MRI検査のときにでる音の正体は、装置の振動です。

MRI装置は、大きな電磁石です。そこに電流を流して内部に強力な磁場を発生させています。

金属を持ち込めないのはその強力な磁場に引っ張られてしまうためです。

傾斜磁場用の電磁石が振動する

撮影中は、それとは別に3つの電磁石を使って3方向から磁場をかけています(傾斜磁場)。

撮影中はその傾斜磁場の強さを常に変化させています。そのため、電流のON/OFFを繰り返します。

電流ONで磁場が発生すると、電磁石に力が働き動きます。電流OFFで磁場と力が消えて電磁石が元の位置に戻ります。

超高速で繰り返される、傾斜磁場用の電磁石の振動が大きな音となります。

電磁石にかかる力とは?

  • 学生時代にならった、フレミングの左手の法則を思い出してください。
  • 電流が流れて磁場が発生すると垂直方向に力が働きます。この力が電磁石を動かします。

実際MRIはどんな音がする?

実際にはこんな音がします(MRIの機種によって音が違います。)

MRI検査が長い理由

MRI検査は非常に時間がかかります。

時間がかかる原因

  • 原理的な要因(時間をかけないときれいな画像がとれない)
  • いろいろな種類の画像がとれる
  • いろいろな方向から画像がとれる

MRI検査では、体の中の小さな磁場の変化をとらえて電流に変換しています。そのため、時間をかけて何回も測定する必要があります。高分解能でとればとるほど時間がかかります。

MRIは、他の検査に比べてさまざまな情報を画像化できます。そのため、複数の画像を撮影をするため、時間がかかります。

検査時間の目安としては、造影なしの単純撮影では15~20分造影検査も加えると20~40分程度です。

手術前など詳しい検査をするときはもっと長くなることもあります。

MRI検査を受ける前に

MRI検査は大きな音がする狭いトンネルに、長時間入っていなければならない検査です。

狭いところが苦手ならば、事前に医師に相談して安定剤を出してもらったり、他の検査に切り替えてもらいましょう。

うるさい音が苦手なら、耳栓を持参するのもおすすめです。

施設によっては、音楽を流すヘッドホンの他に耳栓が用意されています。腹部の撮影など合図にあわせて息止めする必要がある撮影では、耳栓は使えないことがあります。

大変な検査ではありますが、被ばくなく重要な情報が得られる大切な検査です。ぜひ頑張って受けてみてください。

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